メンタルの安定にはセロトニンの分泌が必要
こんにちは!
自分を知る.com
性格「見える化」カウンセラー
長屋秀憲です。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。
最近は、月に20冊くらいの本を読むのですが、特に脳に関する本にハマっています。
心理カウンセラーとして脳のはたらきも知っておく必要がありますし、とにかくオモシロイ本でした!
最近読んだ脳の本はこちら
脳に関する本というと、かなりむずかしいと思われるかもしれませんが、この本はとても読みやすくオモシロかったです。
この本では、主にセロトニンと言う脳内物質の効能について書かれていて、セロトニンが不足するとメンタルが不安定になるということがわかりました。
メンタルが落ち込みやすい人はセロトニンの分泌量が落ちているかもしれません。
メンタルの安定に必要な3つの脳内物質
メンタルの安定には、3つの脳内物質のバランスがとても重要です。
その3つとは、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンのことで、この本では、心の3原色と表現されています。
1.ドーパミン
ドーパミンは快感ホルモンの一種で、うれしかったり興奮すると分泌される脳内ホルモンです。
ドーパミンが分泌されると喜びを感じることができますが、あまりにもドーパミンが分泌されると、どんどん快感や興奮を追い求めるようになってしまいます。
アルコール依存症やギャンブル依存症の方はドーパミンの分泌が活発で、お酒を飲んだ時やパチンコで当たった時にドバドバとドーパミンが分泌されてやめられなくなってしまうので、快感を追い求めるのも要注意です。
特にパチンコは、目の前でライトや音楽が激しく脳を刺激するので、依存症になりやすいので気をつけましょう。
2.ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは、ストレスや怒り、悲しみを感じたときに分泌される脳内物質です。
ドーパミンとは真逆のネガティブな状態になってしまう脳内物質で、メンタルがネガティブな状態になりがちな人は、ノルアドレナリンが分泌されやすくなっています。
3.セロトニン
ドーパミンによって興奮したメンタルや、ノルアドレナリンによってネガティブになったメンタルにブレーキをかけ、心を安定した状態に戻すのセロトニンです。
どんな人でも心が不安定になるときがありますが、セロトニンの分泌が正常であれば、次第に心は安定してきます。
メンタルが不安定な方はセロトニンが分泌されにくいため、心が安定しない状態が長くなりがちになり、そんな方はセロトニンが分泌されやすい脳にしていきましょう。
セロトニンが分泌されやすい脳になるには
セロトニンが分泌されやすい脳といってもピンとこないかもしれませんが、誰でもセロトニンが分泌されやすくなるように脳を鍛えることができます。
その方法は、「太陽の光」と「リズム運動」です。
1.太陽の光を浴びる
まずは、起きたときに外に出て太陽の光を浴びましょう。
朝の太陽の光がセロトニン神経を刺激し、さらに体内時計をリセットして自律神経を整えてくれます。
セロトニン神経を刺激するには、3,000ルクス以上の光量が必要で、100〜400ルクスしかない蛍光灯の光では光量不足です。
太陽の光は30,000〜100,000ルクスあるので、朝起きたときには外に出て太陽の光を浴びましょう。
2.リズム運動
もう一つセロトニン神経を刺激するのが、リズム運動です。
体をリズミカルに動かすことで、筋肉だけでなく脳も活性化されます。
そのリズム運動とは、歩行・呼吸・咀嚼です。
1.歩行
歩行は、ウォーキングやジョギングをしましょう。
朝起きたときにウォーキングやジョギングをすれば、太陽の光も浴びることができますので一石二鳥です。
そのときに、ダラダラと歩行せずにキビキビと行うのが効果的で、しっかりと腕をふって歩行すると良いでしょう。
2.呼吸
普段、無意識でしている呼吸は胸式呼吸なのですが、ここでは意識して腹式呼吸をしていきましょう。
お腹が膨らむように、しっかり鼻から息を吸い、ゆっくりと口から吐き出します。
このときに、空気の流れを感じるように意識すると、より効果的です。
最近の流行りの言い方でいうと、マインドフルネスと言います。
以前にもマインドフルネスに関する記事を書きましたので、詳しくはそちらをご覧ください。
関連記事→迷走中こそ瞑想しよう
3.咀嚼
セロトニン神経を刺激するには、食事のときにしっかりと噛むことも重要です。
食事をしない人はいないので、咀嚼は一番手軽にできるトレーニングでしょう。
ひと噛みひと噛み意識して食べることによって、リズム運動となりますし、消化もよくなるというメリットもあります。
よく噛まずに丸飲みしてしまう方は、特に意識して噛んでみましょう。
チューインガムを噛むのも効果的です。
メンタルを安定させるには、朝起きてから体を動かしてから、食事をするのが効果的です。
まずは、朝型人間になることが重要ですね!
集中してやらないと意味がない
太陽の光を浴びるのはともかく、歩行・呼吸・咀嚼は集中してやらないと意味がありません。
友達と話しながらウォーキングしたり、咀嚼をしても効果が半減してしまいます。
セロトニン神経を刺激するのなら、とにかく集中して行いましょう。
慣れてきたら刺激がなくなってきますので、負荷を増やしてみるのも効果的です。
負荷を増やして、脳や筋肉に刺激を入れて成長していきましょう!
本の内容にはまだまだ重要なメソッドが書かれていますが、メンタルが不安定な方は、まず「太陽の光を浴びる」「歩行・呼吸・咀嚼」を意識してやることをオススメします。
もちろんこの本はとても面白いので、買って読んでみることもオススメです。
カンタンにできることばかりなので、ぜひ実践していきましょう!
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