TA理論の「ストローク」を理解して、豊かな人間関係を築こう
こんにちは!
自分を知る.com
性格「見える化」カウンセラー長屋秀憲です。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。
私たちは日々、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら生活していますが、
その中で知らず知らずのうちに「ストローク」をやり取りしています。
これは心理学のTA(Transactional Analysis:交流分析)理論で使われる概念で、
人が他人から認められたり関心を持たれたりすることで得られる「心のエネルギー」を指します。
ストロークを理解することで、コミュニケーションの質を高め、より良い人間関係を築くことができます。
1. ストロークの種類
ストロークは大きく分けて「ポジティブストローク」と「ネガティブストローク」の2種類があります。
ポジティブストローク: 褒める、微笑む、感謝するなど、相手に喜びや安心感を与える言動や態度がこれに当たります。「ありがとう」「素晴らしいね」など、相手を肯定的に認めることで、相手の自己肯定感を高め、良好な関係を築きやすくなります。
ネガティブストローク: 批判する、無視する、冷たい態度を取るなど、相手に不快感やストレスを与える言動が含まれます。ネガティブストロークは一見良くないもののように思えますが、コミュニケーションとしては欠かせない要素でもあり、適切に使えば建設的なフィードバックとして機能することもあります。
2. 言葉だけじゃない!4つのストロークパターン
さらにストロークは「言葉のストローク」と「非言語のストローク」に分かれ、特定の行動に対して与えられる「条件付きストローク」と、存在そのものを認める「無条件のストローク」の4つに分類されます。
- 言葉のストローク: 「お疲れ様」「頑張ったね」といった言葉でのやりとり。
- 非言語のストローク: 微笑み、うなずき、ハイタッチなど、言葉を使わないジェスチャー。
- 条件付きストローク: 特定の行動や結果に対して与えられる。「プレゼン、良かったよ」といったフィードバック。
- 無条件のストローク: 相手の存在をそのまま認める。「あなたがいてくれて嬉しい」「元気そうだね」というように、相手そのものを肯定するストロークです。
3. ストロークがもたらす効果と日常での活用法
ポジティブストロークが多い関係は、安心感や信頼感を生み、長期的に続く健全な人間関係を築く助けになります。逆にネガティブストロークばかりでは、お互いの距離が広がり、関係が悪化してしまうこともあります。
心理カウンセリングやメンタルコーチングでは、クライアントに対してポジティブストロークを意識的に多く与えることで、自己肯定感を高め、前向きな行動変容を促すことがよく行われます。たとえば、自分に対して「今日は頑張れた」とポジティブストロークを与える習慣をつけることで、自己肯定感を育てることもできます。
TA理論のストロークは、コミュニケーションの本質を理解するための重要な鍵です。
相手にどういう影響を与えているのかを意識することで、
日々の会話がより豊かで前向きなものになっていくでしょう。
ぜひ、日常の中でポジティブストロークを積極的に活用して、
より良い人間関係を築いてみてください。
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